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チェリエ・メッサーピカのクッキー

ウ・ピスクェットゥルと方言で呼ばれるクッキーはブリンディシ県チェリエ・メッサーピカを代表するお菓子です。  薫り高いソフトタイプの不揃いな形をしたクッキーは、地元原産の粉状に砕いたアーモンドから作ります。強めに燻ったアーモンドと軽く燻ったアーモンドに砂糖、蜂蜜、レモンの皮、柑橘類のリキュールを混ぜ、最後に卵で生地を整えます。生地がしっかりとまとまったら筋状に切り、さくらんぼまたはブドウのジャムを片面に塗りオーブンで焼いた後、さらに地元で「リエッパトゥーラ」と呼ばれる糖衣をかけます(カカオを加えること場合も有り)。
 重要な行事の際に作られるお菓子だったチェリエ・メッサーピカのクッキーは、少数の菓子製造業者の努力のおかげで現在まで伝承されてきました。レモン、さくらんぼ、アーモンドの風味は、この地がかつてギリシャ人、ビザンツ人、古代ローマ人、アラブ人らに支配されてきたことを忍ばせてくれます。

製造地: チェリエ・メッサーピカ(ブリンディシ県)

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