プーリア地方について

イタリアの観光 - プーリア
プーリア…一つとして同じ顔を持たない土地。古い昔から小さな要素が多様に混ざり合い、複雑で独特な個性を生み出してきた土地…。

海に沿って細長く横たわる平らな地方…。乾ききった表土の下には地下水に彫りぬかれた石灰岩質の土地が広がり、侵食された石灰岩の岩肌、赤い表土、モニュメントのようなオリーブの大木、古く昔に干上がった川の後に残った筋状の畝、広大な平野に連なる麦畑が風景をかたどっています。 

プーリアに足を踏み入れることはある種の挑戦でもあります。プーリアを旅した著名な人物の多くは、一括りでは特徴付けられないこの土地の持つ多様性に驚愕し、戸惑い、いらつきながらも、プーリア地方の風景、歴史、美術、住民たちに心を奪われてきました。著名無名にかかわらず、プーリアを訪れた旅人の多くは、住み着くことはそうそう出来なくても、ヨーロッパと東洋の狭間にあるプーリアを再度訪れ、古い歴史と未来を肌で感じる喜びを味わっています。 

プーリアを本当の意味で理解するのは、この土地に住み着いた者にとっても簡単ではありません。昔ながらの地中海文化が持つゆっくりとしたリズムと抜け目の無い東洋商人を思わせる速いリズムを使い分けつつ、プーリアを頭の先から足の先まで見て歩くことが必要です。 

プーリアは複雑な地方です。カピタナータ、ガルガーノ、テッラ・ディ・バーリ、ムルジェ、ヴァッレ・ディトリア、サレントと地理的、歴史的、さらには文化的特徴から分類された地域の数からもそれが見て取れます。これらの地域は単に位置する場所から分割されたわけではなく、その土地のもつ歴史と様々に混ざり合った文化要素を元にモザイク状に重なり合っています。 

砂と岩、緑と小麦畑に彩られた丘隆、見渡す限りの果樹とオリーブの畑、岩肌が剥き出しになった丘、穏やかな入り江、鍾乳洞、人間の手で何世紀もの時間をかけて作り上げた富饒な土地、ドルメン、メンヒル、城、教会、修道院、聖地、美術館、屋敷、別荘、大農場、塔、トゥルッリがひしめく乾き切った土地…これらがモザイク状に組み合わさったのがプーリアなのです。  

四季を通じて芸術、文明、色彩、伝統、味覚を刺激してくれる土地・・・それがプーリアです。




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